続・大日本仁志會

西勝造 が創始した西式(西学)を紹介する、正統西式のブログです。

2019年02月

原発事故の悲しみ・・

チェリノブイリ原発事故が起きた時、彼女は6歳だった。
父親が原発で働いていたので、家族全員がわずか3.5kmのところに住んでいた。
当局が原発事故のことを知らせなかったので、人々はいつも通りの1日を、目には見えない放射能を浴びながら過ごした・・・原発事故を体験したナターシャ・グジーの歌声は悲しい。

原発事故を体験したナターシャ・グジー」←クリック
ウクライナ美女が 千と千尋〜 主題歌を熱唱」← クリック
いつも 何度でも」(歌のみ)←クリック
防人の詩」←クリック
鳥の歌」←クリック
アベ・マリア」←クリック
君が代 独唱」 ← クリック

JA - パーヴェル・シェーメットさんは放射能の被曝から生還しました!」←

注:2017/05/14の記事に加筆。

原発事故・・・大地の悲しみ

日本国は現政権が民間企業の先頭に立って海外諸国に原発建設などの原発事業の売り込みを推進している。安倍政権は原発輸出をアベノミクスの成長戦略の柱として、原発輸出を熱心にセールスしてきて、ベトナム、台湾、リトアニア、米国、トルコ、英国へと、原発輸出計画を展開してきた。

現状は、米国で原発計画を進めていた東芝が原発子会社の経営破綻などで約1.4兆円の巨額損失を出し、経営危機に陥った末に撤退を決め、三菱重工業がトルコの原発計画を断念する方向へと向かい、日立製作所が英国での原発建設計画への参加を凍結している。

2011年3月11日の福島第一原発事故から8年を迎えた2019年3月13日、小泉純一郎元首相が都内で講演した。
小泉は「誰かがアンダーコントロールだと言っていましたが、8年経ってもアンダーコントロールではありません。原子炉から燃料棒1つ取り出せない。中がどうなっているのか全くわからない」「ベトナムもトルコも、イギリスも、輸出は全部ダメになった。それでもまだ諦めない。私には理解ができない。」と述べた(日刊ゲンダイ2019/3/15)
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日本国内の原発事故の収束状態とはまったく関係無しに、原発輸出に官民挙げて躍起になっている現状を国民はどう考えているだろうか。いや、原発輸出が行われていることすら知らない人が多いのかもしれない。

福島での原発事故から8年目の各地の土壌の放射能汚染の状況はどうなっているだろうか。各地点で測定した土壌のセシウム134+セシウム137の数値を、減衰補正により2019年1月に換算して表したデータを紹介すると、東京は17都県中8位となっている。

福島県 最高値 112,759 Bq/kg 中央値 1,291 Bq/kg
宮城県 最高値 20,493 Bq/kg 中央値 249 Bq/kg
栃木県 最高値 20,440 Bq/kg 中央値 335 Bq/kg
千葉県 最高値 4,437 Bq/kg 中央値 339 Bq/kg
茨城県 最高値 4,219 Bq/kg 中央値 257 Bq/kg
岩手県 最高値 3,030 Bq/kg 中央値 103 Bq/kg
群馬県 最高値 2,490 Bq/kg 中央値 315 Bq/kg
東京都 最高値 1,663 Bq/kg 中央値 65.3 Bq/kg
長野県 最高値 1,038 Bq/kg 中央値 3.92 Bq/kg
山形県 最高値 787 Bq/kg 中央値 44.2 Bq/kg

「図説17都県 放射能測定マップ+読み解き集」(みんなのデータサイト出版刊)
「女性自身」2019年2月19日号
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